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2009年11月10日 (火)

日本語で読むということ

 素晴らしい小説「本格小説」を書いた、水村美苗のエッセイ集「日本語で読むということ」を読んでいます。エッセイもすばらしくおもしろいです。一番はじめの『「善意」と「善行」』というエッセイからぐっと引き込まれます。

 冒頭の「文学は善行を奨めるものである。」から終わり付近の「善意のないことのみが、結果として、善行につながると言う不思議」と続き、「ところが、実際の人生は、私たち人間の、善かれと言う思いも悪しかれという思いも平気で覆して、黙々と時を刻んでいく。」と展開される文章はスリリングでありハッとさせられます。

 生前のスーザンソンタグが 来日した際、一番気骨のある作家を紹介してくれと言って、これまた生前の大岡昇平に会いにいったと聞いた事があります。きっと今なら水村美苗に会いにいくのではと想像します。

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コメント

やはり面白いですか。
僕も読んでみたくなりました。

「聖おにいさん」も面白いそうです。
知ってる?

たかたか様
「本格小説」は読んだんですよね。
エッセイもおすすめです。我が家は夫婦で読みました。
ちなみに水村美苗は91年頃までプリンストン大学で講師をしていたらしく、91年からその大学で日本文学を教えた村上春樹ともしかしたら接点があったのかもしれません。
「聖おにいさん」は知りませんでした。機会があれば読んでみます。

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